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「クオンツ(quants)とは」
クオンツとは、FX・株式売買において、その値動きのみに焦点を当てて売買ルールを作り出すアプローチ方法となります。米国での投資銀行が工学系の技術者を集めて売買システムの構築に取り組んだことで有名になったものとなります。
クオンツとは
FX・株価の相場動向を物理学などに当てはめるなど、これまでには無かったアプローチになります。
つまり企業価値を調べたり指数を参照するといったアプローチで株価の予測し、あくまでも相場動向のデータを取り込み、それを加工することによって売買の方針を決めるという形となるわけです。
HFTとは
HFTは、High Frequency Tradeの略称で『金融市場での高速売買』のことです。アルゴリズムトレードを実施するためには、コンピュータによる執行が欠かせませんが、それは執行手順を具体化するプログラムが重要です。アルゴリズムトレードは、市場データの分析をベースに作られるもので、直接、アルゴリズムトレードとは関係ないです。
有名なクオンツ
エドワード・ソープはディーラーをやっつけた手法で月間勝率九八・七%、年平均複利リターン一九・一%を記録したカジノ出禁の革新的数学博です。FX・株式投資の経験が無い人であってもそのシステムの作成に取り組んでいることが特徴となります。相場感覚などを不要とし、データのみを扱うためにデータサイエンティストとも呼ばれています。このアプローチ方法が活かせる背景として、高速トレードが可能となった市場環境もあります。その取引システムそのものを利用することによっても、利益を出すことになるためです。
1980年代の米証券業界で「ロケット科学者がウォール街にやってきた」とふれこみで金融技術者が脚光を浴び、この呼称が広がった。その後、金融派生商品(デリバティブ)市場の拡大やコンピューターの処理能力向上を追い風に、証券・金融界でのクオンツに対する需要は増加傾向をたどっている。
米ヘッジファンド大手シタデルは、現在高速売買を行う一番有名なヘッジファンドであります。米ヘッジファンド大手シタデルは、新たに独立系の株式ファンドの創設準備を進めている。シカゴを拠点とする同社は金融危機を経て勢いを取り戻しつつある。
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