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スワップレートの計算例
スワップレート計算
【ケース①】- 取引会社: IFC Markets
- 通貨ペア: 豪ドル対米ドル【AUDUSD】
- 取引量: 1 ロット (100 000 豪ドル)
- 為替相場: 0.9200
売り・買いのポジションを開始したら、当初の売り(買い)はベース通貨で、その決済の買い(売り)はクオート通貨で行います。
豪ドル・米ドルの場合は、ポジションをロールオーバーするに当たって、IFC Marketsによる米ドルのLibor/Libidオーバーナイトレートと豪ドルに対するオーバーナイト預け入れ・オーバーナイト貸し出しの金利が適用されます。
Libor/Libid とは毎日ロンドン銀行協会により算出される貸し出し/預け入れ銀行間取引の平均金利です。2013年5月以降、米ドル、ユーロ、円、英ポンド、スイスフランなどの主要通貨別に出されており、期間も短期から長期まで期間別に表示されています。
豪ドルオーバーナイト貸し出し・預け入れ金利とはオーストラリアにおける銀行間取引金利で、オーストラリア準備銀行のオーバーナイト・コールレートに連動しています。
現時点 (2013年7月22日) のオーバーナイト金利は以下の通りです。
- 豪ドル貸し出し金利: 2.70%
- 豪ドル預け入れ金利: 2.50%
- 米ドル貸し出し金利: 0.12%
- 米ドル預け入れ金利: 0.00%
買いポジション
買いポジションをロールオーバーしたら、10万豪ドルを借りたお客様は年利2.50%(=1年当たり2500豪ドル或いは1日当たり6.94豪ドル(6.38米ドル))を受け取る事になります。同時に、米ドルを借りる時(現行相場により10万豪ドル=9万2千米ドル)、お客様は発生した年利0.12%(=1年当たり110.4米ドル或いは1日当たり0.31米ドル)を支払うことになります。
相殺決済する時、お客様には6.1米ドルの利益が発生します。スワップ・ポイントに変更したら、0.61ポイントとなります。
売りポジション
売りポジションをロールオーバーしたら、10万豪ドルを借りたお客様が年利2.70%(=1年当たり2700豪ドル或いは1日当たり7.5豪ドル(6.9米ドル))を支払うことになります。同時に、米ドルの買い付けをしたお客様に利益が発生しません。現行レートの10万豪ドル=9万2千米ドルのことにより米ドルLibidが0に近づくのはその理由です。
相殺決済する時、お客様に6.9米ドルの損失が発生します。スワップ・ポイントに変更したら、-0.69ポイントとなります。
多国では、国際の銀行間オーバーナイトレートが使用されても、もともとのレートと異なるのがほとんどです。会社が自分の利益を加算したレートでポジションの繰り越しのオプションを提供し、お客様が自分に不利な条件の下で取引せざるを得なくなります。違って、IFC Marketsは国際銀行間のオーバーナイトレートをそのまま利用し、お客様の最も有利な条件を提供しております。
【ケース②】
取引会社:FX会社B(当社の競争会社)
通貨ペア:豪ドル対米ドル【AUDUSD】
日程:例①と同日
スワップポイント(買い):0.34ポイント
スワップポイント(売り):-1.5ポイント
この条件で計算すると、例①(当社のケース)の方がお客様に発生した利益は2倍だと明らかになります。
繰り越し期間が長くなったら、スプレッド幅の違いがより明らかになります。
【ケース③】
仮定条件:各会社の取引条件の下で、ポジションを30回ロールオーバーする
IFC Marketsの場合:
買いポジション(100,000豪ドル)の時、総利益額:183米ドル
売りポジション(100,000豪ドル)の時、控除合計額:207米ドル
FX会社Bの場合:
買いポジション(100,000豪ドル)の時、総利益額:102米ドル
売りポジション(100,000豪ドル)の時、控除合計額:450米ドル